注目ベンチャー紹介:LUMOTIVE

Written by Hiroshi Tanaka

今回の注目ベンチャーの紹介はLUMOTIVEです。

Lumotiveは、可動部を持たないメタサーフェス技術により、光ビームを半導体チップ上で制御するソリッドステートLiDARを提供し、

モビリティやロボティクス向けに小型・高信頼性・低コストの3Dセンシングを実現します。

※取り扱い注意!こちらの情報の展開は社内限りです※

LUMOTIVE

https://lumotive.com/

サービス/プロダクト概要

メタサーフェス技術を用いて、光ビームを半導体チップ上で制御するソリッドステートLiDARを開発・提供。

可動部を持たない構成により小型・高信頼性・低コストな3Dセンシングをモビリティ、ロボティクス、産業用途向けに実現している。

特徴/提供価値

・可動部を持たないメタサーフェス技術により、半導体チップ上で光ビームを制御し、MEMS方式に比べ高い信頼性と耐振動性を実現。

・メタサーフェスにより ビーム角度や視野角、走査パターンをソフトウェアで制御でき、用途ごとに最適なセンシング設計が可能。

・従来LiDAR比で 小型化(チップサイズ)・低コスト(CMOS量産)・高信頼性 を両立。

・CMOS互換プロセスを前提とした設計により、量産時のコスト低減とスケーラブルな生産体制を実現。

・小型・低消費電力のフォームファクターにより、車載、ロボティクス、産業用途など幅広い応用に対応。

同社技術によるLidarの特長(同社資料)

ビジネスモデル

・LiDAR向け光半導体チップ(LCMTX/RX)および関連ASICの販売。

・OEM向け ReferenceDesign 提供、共同開発(Co-development)モデル。

・ライセンス/ロイヤリティモデル(製品量産時のIP 利用)。

市場動向・なぜこの会社なのか?

・車載LiDAR市場は MEMS→ Solid-State への転換期にあり、可動部ゼロの技術が求められている。

・従来 LiDARの課題(コスト・サイズ・信頼性・耐振動性)をブレークスルーする メタサーフェス光学が商業化フェーズにある。

・自動運転レベル2+/ロボティクス・倉庫自動化・スマートシティの成長により3D センシング需要が急拡大。

・CMOS量産が可能な企業は極めて少なく、Lumotiveの技術的独自性(LCM)は参入障壁が高い。

同社技術によるビームステアリングのイメージ(同社が提供する動画)

顧客・競合・パートナー

・顧客:自動車OEM, ロボティクスOEM, 産業オートメーション企業

・競合:Innoviz(車載LiDAR), Ouster(デジタルLiDAR), Quanergy(ソリッドステートLiDAR)

・パートナー:Microsoft(技術協業), AnalogPhotonics(フォトニクス), DARPA(研究開発)

※取り扱い注意!こちらの情報の展開は社内限りです※

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