注目ベンチャー紹介:Toi Labs
2026
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Written by Issei Kusano
今回の注目ベンチャーの紹介はToiLabsです。
ToiLabsは、日常的に使用するトイレを活用して排泄データを収集・解析し、異常の早期検知を可能にする非接触型の健康管理プラットフォームを提供しています。
Toi Labs
サービス/プロダクト概要
- トイレを起点とした常時ヘルスモニタリングインフラ

特徴・提供価値
- ToiLabsは、設置されたセンサー付き便座を通じて、排泄時に便や尿を自動的にスキャン・解析するプロダクトであり、日常生活の中で無意識に健康データを取得できる点が大きな特徴
- 排泄という日常的かつ必ず行われる行為からデータを取得することで、これまで断続的な検査に依存していた健康状態の把握を、継続的かつ高頻度に可視化できる点が大きな価値となっている
- センサーによる非接触・非侵襲のデータ取得により、ユーザーが特別な操作や意識をすることなく、生活の中で自然に健康データが蓄積される仕組みを実現
- 光学センサーとAI解析を組み合わせることで、血便や尿の濁り、色の変化、排便パターンの異常などを自動的に検知し、人手では見逃されがちな微細な変化も捉えることが可能
- 従来はスタッフの目視確認や定期的な検査に依存していた健康異常の発見を、リアルタイムかつ早期に行うことができ、結果として重症化の防止や医療コストの抑制につながる
- 介護施設においては、排泄記録や見守り業務の負担を軽減しながら、入居者一人ひとりの状態変化をより正確に把握できるため、オペレーション効率とケアの質を同時に向上させる
- 蓄積された排泄データを活用することで、個人単位の健康管理だけでなく、施設全体や集団レベルでの健康傾向の分析や予防医療への活用など、新たな医療データインフラとしての発展可能性を持っている
ビジネスモデル
- センサー付き便座とデータ解析ソフトを一体で提供し、介護施設などB2B顧客向けにサブスクリプション形式で展開
- 1席あたりの月額課金モデル(約$37)により、導入施設数の拡大に応じてリカーリング収益が積み上がる構造
- ハードウェアのレンタルと保守・データ管理を含むパッケージ提供により、初期導入ハードルを下げつつ継続利用を促進
なぜ今この会社なのか
- 高齢化の進展と介護人材不足の深刻化により、少ない人員で高品質な見守りや健康管理を実現するためのテクノロジー需要が急速に高まっている中で、非接触かつ自動でデータ取得が可能な本プロダクトの価値が顕在化している
- AIや画像解析技術の進化により、これまで取得・解釈が難しかった排泄データを実用レベルで活用できるようになり、トイレという既存インフラを医療データ取得の起点として活用できる環境が整ってきている
顧客・競合・パートナー
- 顧客:介護施設(シニアリビング、老人ホーム)、在宅ケア事業者、医療機関、大手介護事業者
- パートナー:大手日系トイレメーカー、介護事業者、医療研究機関
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