注目ベンチャー紹介:Syenta
2026
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08
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Written by Hiroaki Kawada
今回の注目ベンチャーの紹介はSyentaです。
Syentaは、AI/HPC向け半導体パッケージの微細配線を、独自の「スタンプを使った電解めっき」で形成する技術を開発するオーストラリア発のスタートアップです。AI半導体では、GPUやメモリなど複数のチップを1つのパッケージ内で高速につなぐ必要があり、そのための微細な銅配線が重要になっています。同社は、配線パターンを形成したスタンプを基板に当て、必要な場所だけに銅を析出させることで、従来必要だった複数の露光・現像・めっき工程を簡略化し、1µm以下の微細配線と大型パッケージへの対応を目指しています。
Syenta
サービス/プロダクト概要
- 独自のスタンプを使った電解めっき技術「LEM(Localized Electrochemical Manufacturing)」により、半導体パッケージ上に微細な銅配線を形成
- 微細な配線パターンを持つスタンプを基板に当て、電気を流すことで必要な場所だけに銅を析出させる
- 従来は別々に行っていた配線パターン形成と銅めっきを1工程にまとめ、製造工程を最大40%削減できることを訴求
- 1/1µm以下の微細配線に加え、510mm*515mm/600mm角panelや100~200mm角の型領域への配線形成を目指す
- 既存の製造技術と比較して3倍の生産性を目標とし、AI/HPC向けAdvanced Packagingへの量産適用を進める

特徴/提供価値
- スタンプを使って必要な場所だけに銅を形成することで、半導体パッケージの製造工程を簡略化
- 1µm以下の微細配線により、GPUやHBMなどチップ間でより多くのデータを高速に伝送できることを訴求
- 微細化だけでなく大型Panelへの対応も進め、AI/HPC向け大型パッケージの生産性向上を目指す
ビジネスモデル
- 半導体メーカーやAdvanced Packaging企業向けに、独自のLEM技術を用いた微細配線形成技術を提供
市場動向・なぜこの会社なのか?
- AI/HPCではGPU単体の性能だけでなく、GPUとHBM、複数のChiplet間を高速につなぐ配線性能がシステム全体の性能を左右するようになっている
- 一方で、半導体パッケージの配線を微細化するほど製造工程が複雑になり、Advanced Packagingの生産能力もAI半導体供給のボトルネックとなっている
- Syentaは、従来の製造工程を単純化しながら微細配線と大型化を両立することで、次世代AI半導体のInterconnect性能向上を目指している
顧客・競合・パートナー
- 顧客:半導体メーカー、AI/HPCチップ企業、Advanced Packaging関連企業
- パートナー:半導体製造装置企業、Australian National University
- 競合(パートナー候補含む):Lam Research、Applied Materials、MKS/Atotech