注目ベンチャー紹介:Packsmith

Written by Issei Kusano

今回の注目ベンチャーの紹介はPacksmithです。
Packsmithは、ブランドが業務を効率的に管理できるよう、在庫管理、注文履行、配送、返品処理、梱包、関連サービスを一元管理するSaaSの提供及び、個人を含む包装/発送ネットワークを保有しています。

※取り扱い注意!こちらの情報の展開は社内限りです※

Packsmith

https://packsmith.io/

サービス/プロダクト概要

  • 主にブランド向けの物流プラットフォーム及び、フルフィルメントサービスの提供
出所:Packsmith Webサイト

特徴・提供価値

  • AIを利用した運送プラットフォームを提供しており、在庫管理、注文履行、配送、返品処理、梱包、関連サービスを一元管理するSaaS、Appを提供
  • 従来のロジスティクス・プロバイダーは、在庫を顧客の生活圏から離れた場所に集中的に保管しており、配送に時間とコストがかかり、非効率的である。一方で、Amazonが行っているような高速配送が標準になりつつあり、小規模なブランドは、大手オンライン小売業者が設定した基準を満たすことができていない
  • Packsmithは個人ワーカーのネットワークを構築、活用することでラストマイルの輸送を迅速化、低コスト化している。*配送コストの半分以上(53%)は、配送のラストワンマイルから発生
  • Packsmithに登録した個人ワーカーが、個人宅や空きスペースを活用し梱包、発送作業を行うことで、輸送時間の短縮、コストの削減が可能
    • 個人が少量の在庫を保有しておき、Appからのオーダー確認、梱包作業、配送パートナーへの引き渡しを行う
  • 従来の局所集中的なラストワンマイルの輸送の仕組から、全米の個人ワーカーの家にフルフィルメントセンター機能を分散させることで、迅速な輸送、コストの削減を達成できる。

ビジネスモデル

  • SaaS利用料
  • ブランドに対して、荷物の重量ベースでの課金
  • 梱包作業者に対して、マージンの支払い

なぜ今この会社なのか

  • 顧客は最速での配達を求めているが、確立された店舗ネットワークやアマゾンレベルのボリュームがなければ、即日サービスを提供するには現実的ではなくコストも大きい
  • 従来のラストワンマイルは大きなコストと輸送距離があり、それに伴い二酸化炭素の排出量も増加。Packsmithを利用することで、ブランドの顧客の注文は最終配送地の近くで処理され、ラストワンマイルの配送コスト、輸送時間を削減することで、注文の二酸化炭素排出量を削減

顧客・競合・パートナー

  • 顧客:リテールブランド
  • 競合:3PL企業

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