注目ベンチャー紹介:Orbis Electric

Written by Hiroaki Kawada

今回の注目ベンチャーの紹介はOrbis Electricです。

Orbis Electricは、AIデータセンター向け液冷システムの中核となる高効率モーターを開発するスタートアップです。従来はEV向けに高効率モーターを開発してきましたが、その技術をAIデータセンター向けへ展開し、独自のアキシャルフラックスモーター「HaloDrive」を中核とした「Cooling Engine」を提供しています。液冷システムで消費する電力を削減し、その分をGPUなどのAI計算へ振り向けることで、AIデータセンター全体の電力効率向上を目指しています。

※取り扱い注意!こちらの情報の展開は社内限りです※

ORBIS ELECTRIC

サービス/プロダクト概要

  • AIデータセンターの液冷システムで**冷却液を循環させる高効率モーターユニット(Cooling Engine)**を開発
  • 独自のアキシャルフラックスモーター(磁束が回転軸方向に流れる構造で、小型・高トルク・高効率を実現)「HaloDrive」を採用
  • モーター、ポンプ、電力制御を一体化したユニットとして、CDU(冷却液供給装置)メーカーへOEM供給
  • 将来の800V DCのデータセンターにも対応可能な設計
  • 従来比で冷却能力2倍、消費電力50%削減を目指す液冷ソリューションを展開
  • HaloDriveは、永久磁石ローター、アキシャルフラックスステーター、SiC(炭化ケイ素)インバーターを一体化した高効率モーターで、電力損失を抑えながら高い出力密度を実現しています
HOLO DRIVE(モーター)の外観

特徴/提供価値

  • 冷却設備で消費していた電力を削減し、その分をGPUなどのAI計算へ利用可能
  • 小型・高効率モーターにより、ポンプや配管設備の省スペース化にも貢献
  • AIサーバーの急激な負荷変動に高速で追従し、GPU温度を安定化

ビジネスモデル

  • CDUメーカーやデータセンター向け冷却システムメーカーへ、高効率モーターユニット(Cooling Engine)を供給

市場動向・なぜこの会社なのか?

  • AIの普及によりGPUの消費電力が急増し、電力供給と冷却能力がデータセンター拡張の大きな制約となっている
  • 冷却設備の消費電力を削減できれば、その分の電力をGPUへ振り向けることができ、AI計算能力を向上できる
  • 同社はEV向けに培った高効率モーター技術を液冷システムへ応用し、冷却能力向上・省エネを同時に実現

顧客・競合・パートナー

  • 顧客:CDUメーカー、液冷システムメーカー、AIデータセンター事業者、ハイパースケーラー
  • パートナー:中堅液冷ソリューションメーカー、OEMパートナー、データセンター設備メーカ
  • 競合:Wilo, Nidec
※取り扱い注意!こちらの情報の展開は社内限りです※

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