注目ベンチャー紹介:Ainstein

Written by Hiroshi Tanaka

今回の注目ベンチャーの紹介はAinsteinです。

Ainsteinは、CMOSレーダーと独自のアルゴリズムにより、高精度・低コストの360度センシングを提供するADAS用レーダーを開発・販売します。

※取り扱い注意!こちらの情報の展開は社内限りです※

Ainstein

https://ainstein.ai/

サービス/プロダクト概要

  • CMOSレーダーと独自のアルゴリズムにより、高精度・低コストの360度センシングを提供するADAS用レーダーを開発・販売。

特徴/提供価値

・ミリ波レーダー技術とAIを統合し、全天候・低照度下でも高精度な検知を実現。LiDARが苦手とする環境でも安定した性能を発揮する。

・自動車向けの製品(T-79・O-79レーダー)は、短距離から中距離の障害物検知や死角監視に対応し、ADASや自動運転の安全性を向上させる。

・ドローン向けの製品(US-D1・LR-D1Pro)は、悪天候や水面上でも正確な高度測定を可能にし、農業や測量、配送など多様な用途で活用されている。

・DoosanBobcatとの提携により、建設機械や特殊車両向けのレーダーソリューションを共同開発し、産業分野での自動化を推進している。

・センサーからソフトウェアまで一貫したレーダーソリューションを提供し、コスト効率と性能を両立させた製品をグローバルに展開している。

同社の4Dイメージセンサー O-79

ビジネスモデル

・ミリ波レーダーとAIを統合したセンサーソリューションをB2Bで開発・販売。

・自動車、ドローン、建機など多分野に向け、ハードとソフトを一体提供。

市場動向・なぜこの会社なのか?

・自動運転やADASの普及により、全天候・高信頼性のセンシング技術が求められている。

    Ainsteinのレーダーは、雨や霧、暗所でも安定した性能を提供し、LiDARの弱点を補完する。

・レーダーセンサー市場は2022年に130億ドル規模で、2032年までに年平均15%以上の成長が予測されている。

    Ainsteinはこの成長市場で、コスト効率と性能を両立した製品を提供している。

・ドローンや建設機械など、多様な産業で自律化が進む中、Ainsteinのレーダーは軽量・低消費電力で、さまざまなプラットフォームへの統合が容易である。

他の方式との比較表(同社提供)

顧客・競合・パートナー

•顧客:Doosan Bobcat,Yamaha, ADAC Automotive

•競合:Zendar, Echodyne, Lunewave

•パートナー:SundanceMultiprocessor Technology(販売代理店)

※取り扱い注意!こちらの情報の展開は社内限りです※

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